児童英語講師として、子供たちと過ごす中で子供の英語教育について感じたエトセトラを日記の記事からピックアップしてみました。

英語教育は早い方がいい!・・・と思います。    
2005年の教室のレッスンも終了しました。

2005年より中学生の「補習コース」も開講しました。(もともと私の教室はBabyから小学生までの「会話」中心の教室でした。)

小学生から一緒にやってきて持ち上がりで中学生になった子と、中学生になってから私の教室で学び始めた子と同じクラスで授業をしてきました。
中学生になってから私の教室で学んでいる子は、初めて英語に取り組む子と今まで何らかの形で他塾で学んできた子(主にプリント学習中心の教室のようです。)です。この子達と小学生から私の教室で、おしゃべり英語を学んできた子たちとの違いについて気が付いたことを書いてみたいと思います。

私の教室では小学校高学年になるまでほとんどテキストは使わず、文法事項も解説しません。歌、ゲーム、ロールプレイング、30分程度の英語劇の発表がレッスンの要で、ほぼ1レッスン中子供も私も体を動かししゃべっています。(ここから私は自分のレッスンをお母さんたちにお話しするときに「おしゃべり英語」と説明しています。)
子供たちは理屈ぬきでたくさん英語を聞き、たくさん英語を話します。
三単現のsなどという難しいことは知りませんが
I want an apple. と
He wants an apple. の区別をして話しています。
schoolという単語のスペルは知らないかもしれませんが、学校は英語でスクールという音の言葉だということは知っています。

その一方、中学生になってからお預かりした生徒さんは、まず単語の音から覚えなくてはなりません。
schoolという単語を覚えるときスクールという音と学校という意味の両方を覚えなくてはならないのです。
そして、
I want an apple. と
He wants an apple. の区別も先生の解説を聞いて理屈で覚えなくてはなりません。
中1の子供たちにとってこれは結構きついようです。
早くから英語に触れて、頭の中に(というか体の中に)英語を受け入れるチャンネルができている子達は、中1の時点でスタートがとても楽だということです。

「早期教育」というとなんだか大げさですが、英語は言葉ですから理屈ではなく感覚に訴えて小さいころからたくさん聞いて、たくさんインプットしてあげるといいと思います。

英語の絵本を読むもよし、英語の歌を1日中かけっぱなしにするもよし。時々カルタ取りや神経衰弱のようなカード遊びをしたりすればなおのことよし!

気楽に英語教育をスタートしてみるといいと思います。


5才で英語教室は早い?

    
朝の新聞の読者投稿欄にこんな投稿がありました。

「うちの子は3歳ぐらいの時からアルファベットに興味をもち、紙に書いたりしていました。そろそろ習い事もいいかと思い、5歳になってから英語教室に通い始めました。が、子どもは『行きたくない。』と言います。5歳での英語教室は早すぎたのでしょうか?」

英語教室を運営する私の意見としては、

「5歳での英語教室は決して早すぎることはないですよ〜」

なんです。

私の教室には1歳半ぐらいのBabyちゃんがお母さんと一緒に通って来てくれていますし、園児さんも3歳児さんから来てくれています。

新聞のお母さんとお子さんは、たぶん教室の選び方を誤ったのでは・・・と思うんです。

英語教室は、フランチャイズなら本社の、個人教室なら講師の考え方により運営の仕方がずいぶん違うと思うんですね。
子どもの性格と、教室の性格とが合わなかったのだと思います。

たとえば、とてもシャイなお子さんをいきなり外国人講師のフレンドリーなテンションの高いレッスンに連れて行っても、子どもは戸惑うとと思いませんか?

またとっても、元気なお子さんをプリント学習が中心のじっと座って学習する教室へ連れて行っても、子どもは辛いですよね。

自分の子どもにどんな英語活動を体験させたいか、その体験させたい英語活動は自分の子どもの性格にあっているかをお母さんが十分みきわめてあげて欲しいなと思います。

教室によってずいぶん違うと思いますが、体験レッスンには必ず参加して、実際自分の子どもが入ることになるクラスを見せてもらい、担当してくれる講師の先生とよくお話して、子どもが楽しんでいるかどうかをよくみきわめて教室を決めてあげて欲しいと思います。

できたら、同じ教室で2回ぐらい体験レッスンを受けさせてもらうと、子どもが本当にそのレッスンを楽しんでいるかどうか判ると思いますよ。
(体験レッスンは1度だけにしてくださいという教室も多いですが・・・、ちなみに私の教室ではできるだけ2回体験レッスンを受けるようにしてもらっています。)

楽しい英語体験が、子どもを英語好きにさせる一番の方法だと思います。